2014年11月までに以下の学会で結果報告をしてまいりました。
第1報 2014年7月13日第23回日本健康教育学会(札幌)
性・年齢別の分布を確認・・・性差なし、年齢が上昇するほど得点高、性・年齢の交互作用なし
第2報 2014年11月6日第74回日本公衆衛生学会(宇都宮)
都市規模別、地域別の分布を確認・・・年齢調整後も地域(全国11ブロック)・都市規模(政令市・10万人以上、10万人未満、町村)別で得点差なし、地域・都市規模の交互作用なし
第3報 2014年11月30日第34回日本看護科学学会(名古屋)
3つの下位尺度(把握可能感、処理可能感、有意味感)別の信頼性、性年齢別分布の確認・・・どの下位尺度も年齢は高くなるほど高い値、把握可能感、有意味感は性差(男性>女性)あり、交互作用なし
また、第2報の直後、第74回日本公衆衛生学会(宇都宮)の自由集会「第8回健康生成論とSOCに関する学習・交流会」にて、地域・都市規模別の詳細の分析結果を報告
- 類似概念sense of masteryに関する尺度開発に関する報告
2014年11月1日日本健康心理学会第27回大会(沖縄)
今回の調査で翻訳したPealin&SchoolerのSense of Mastery尺度の信頼性と妥当性についての検討結果について報告・・・7項目版と5項目版とを比較。5項目版のほうが信頼性、因子妥当性ともに良好。構成概念妥当性としてSOCやメンタルヘルスとの相関を検討した結果は、両者ともに一定の相関を確認。
本年度の学会報告は以上です。次年度は、他に様々測定した社会的因子との関係、Masteryやヘルスリテラシーとの関係性についてみていきます。また、間もなくカナダ、スコットランドにおける調査結果が入手できますので、国際比較の分析を進めていきます。
なお、上記の分析結果についてはすでに学術雑誌掲載に向けて投稿をしております。掲載決定次第本ページにて報告いたします。